令和最初の年も残り1日…

西日本新聞 オピニオン面

 令和最初の年も残り1日。新元号の選定を巡り漢字の奥深さを改めて感じたこの1年を、住友生命「創作四字熟語」で振り返る

▼4月に菅義偉官房長官が【菅官額持(かんかんがくもつ)(侃侃諤諤=かんかんがくがく=)】で新元号を発表。5月の新天皇即位で日本中が【皇喜祝令(こうきしゅくれい)(綱紀粛正)】【国祭令和(こくさいれいわ)(国際平和)】のムード一色に。平和な新時代の到来を願った

▼だが、過酷な自然災害は、ことしも。台風15号は【電倒多難(でんとうたなん)(前途多難)】で千葉県に大規模な停電をもたらし、【雨超天害(うちょうてんがい)(有頂天外)】の台風19号によって、東日本各地で河川の氾濫や土砂崩れが相次いだ

▼異常気象や災害多発の一因とされる地球温暖化。スウェーデンの16歳の少女が【環境活嬢(かんきょうかつじょう)(環境活動)】として、温暖化防止を訴える若者たちの先頭に立った。一方の大国は環境問題に背を向け、自国第一主義に

▼米中は貿易戦争で【報復税闘(ほうふくぜいとう)(抱腹絶倒)】、英国は欧州連合(EU)離脱問題で【右英左英(うえいさえい)(右往左往)】。【香港争騒(ほんこんそうさい)(冠婚葬祭)】は収まらず、日本も【韓係改善(かんけいかいぜん)(関係改善)】への道は険しい

▼国内では、消費税増税が家計を直撃し【変幻税率(へんげんぜいりつ)(軽減税率)】に伴う混乱も。事故多発で免許返納が増えた【考齢運転(こうれいうんてん)(高齢運転)】。最後は明るい話題で。吉野彰さんが【電池創造(でんちそうぞう)(天地創造)】でノーベル賞。ラグビーW杯日本代表は【一心桜体(いっしんおうたい)(一心同体)】の活躍で感動と元気をくれた。新年も日本人の可能性が満開の年であってほしい。

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