朝刊勤務を終え…

西日本新聞 社会面 相本 康一

 朝刊勤務を終え、未明に立ち寄るコンビニでよく会うネパール人の店員がいる。来日して4年。朝まで働き、少し休み何かの学校に通っているらしい。忙しいね、と声を掛けると「日本人は皆忙しい。嫌なら他の国に行くしかないですね」と冗談を言うほど日本語がうまい。「彼はうちで一番の古株」。同僚の日本人店員の言葉に信頼感がにじむ。

 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は、異なる母国出身の選手が肩を組み、国歌を歌う姿が印象的だった。外国人労働者の受け入れが年々進み、多くの分野で日本人と外国人が同じ目標に向かう場面が増えるだろう。

 ネパール人の彼は「日本での生活は楽しいです」と気に入ってくれている。2020年は戦後75年、夏には東京五輪・パラリンピックがある。世界で広がる排外主義的な考えにはくみしたくない。新年を漢字1字で振り返るとき、「和」と言えるようになればうれしい。 (相本康一)

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