「誰もが嫌がること、率先実行」 ペシャワール会・中村哲医師が講演 今春閉校の星野村・椋谷小

西日本新聞 筑後版

 パキスタンや戦火が続くアフガニスタンで、医療や用水路建設などの復興支援活動をしている非政府組織(NGO)「ペシャワール会」現地代表の中村哲医師(60)=大牟田市在住=が31日、星野村の椋谷(むくだに)小学校(鍋島幹夫校長、36人)で「いま子供たちに伝えたいこと」と題して講演した。児童や保護者ら約百人が現地の体験談に聞き入った。

 講演会は、同小が本年度をもって星野、仁田原、小野各小と統廃合され、新年度から「新・星野小」となるのを記念し、学校と保護者ら住民有志が企画した。中村さんは1984年からパキスタン北西部のペシャワルに拠点を構えて以来、戦争や干ばつで苦しむ住民や難民のために活動を続けている。

 講演で、中村さんは現地の映像を見せながら、これまでに計1400本の井戸と5カ所の病院・診療所を開設したことを紹介。「現地の子供はみな生き生きしている。貧しい生活だから心まで貧しいとは限らない」と述べ、児童たちに星野村の自然の中で豊かな心をはぐくむように呼び掛けた。

 講演後、6年生の田中祥子さん(12)が代表し「誰もしないことを率先して実行する中村さんの話に感動しました。私も世界のことを勉強し、役に立つ大人になります」と謝辞を述べた。

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