熊本、鹿児島で知事選 2020年九州の選挙 首長選は31市町村

西日本新聞 九州+

 九州では今年、熊本、鹿児島両県知事選や31市町村の首長選、19市町村の議員選(いずれも年内に任期満了を迎える選挙。補選は除く)が予定されている。2021年1月20日に任期満了を迎える福岡県岡垣町長選も年内に行われるとみられる。

 【熊本県知事選】

 現職の蒲島郁夫氏(72)と新人で元熊本市長の幸山政史氏(54)が立候補を表明している。

 蒲島氏は、熊本地震からの復興を掲げ、歴代熊本県知事で初の4選に挑む。復興予算の獲得で協力してきた政権与党の自民と公明の支援を受ける。

 幸山氏は、熊本空港へのアクセス鉄道整備など蒲島氏の政策を批判。「自民との相乗りはできない」として、国民民主が幸山氏を支援、社民は支持を決めた。

 立憲民主は自主投票。共産は「候補を擁立するか検討中」としている。

 【鹿児島県知事選】

 2期目を目指す現職の三反園訓氏(61)と、ともに新人で元九州経済産業局長の塩田康一氏(54)、鹿児島大特任助教の有川博幸氏(61)の計3人が立候補を表明。元知事の伊藤祐一郎氏(72)が出馬に意欲を示し、鹿児島市長の森博幸氏(70)を推す声もある。

 前回は脱原発で三反園氏と政策協定を結んで立候補を見送った反原発派も候補擁立を模索している。

 三反園氏と塩田氏は自民、公明に推薦を求めているが、両党は候補者が出そろった段階で態度を決定したいとしている。

 【福岡県那珂川市長選】

 人口増に伴い18年、那珂川町が単独で市に移行し、今回が初めての市長選となる。3期目の現職武末茂喜氏(67)が立候補の意欲を示しているが、他に目立った動きはない。

 【長崎県五島市長選】

 前回は現職の野口市太郎氏(64)が無投票で再選。04年の1市5町合併による市発足後、初の無投票だった。野口氏は態度を明らかにしておらず、同市の自営業男性が出馬に意欲を示す。潜伏キリシタン関連遺産の世界遺産登録で観光客は増えたが、合併時に約4万7千人だった人口は1万人減り、人口減対策と産業振興が課題となっている。

 【大分県姫島村長選】

 今のところ立候補を表明した人はいない。

 前回は61年ぶりの選挙戦となり、現職の藤本昭夫氏(76)が9選を果たした。村の基幹産業・車エビ養殖業を育て、若者の流出防止策として給与を低く抑える代わりに村職員を多く雇用する「行政ワークシェアリング」など、長年積み上げてきた実績と手腕を評価する声は高齢者を中心に根強い。一方、多選を批判する声も一部にあり、藤本氏の動向が注目される。

 

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