1500年前の敵と友好協定へ 八女市と高槻市、災害時協力や歴史交流

西日本新聞 筑後版 丹村 智子

 福岡県八女市は、大阪府高槻市と災害時の相互支援などを含む包括連携協定を結ぶ。両市は以前から古代史などを通じた交流があり、2018年の大阪府北部地震の後には、八女市が高槻市を見舞うなどしてきた。

 協定は、昨年11月に八女市を訪問した高槻市の浜田剛史市長が提案した。内容は、災害時の相互支援▽観光や特産品PRでの交流▽スポーツ交流-などを盛り込む予定。八女市が合併10周年を迎える2月に協定を結ぶ方向で調整している。

 両市の関係は、約1500年前に筑後地方を拠点にした豪族筑紫君磐井と大和政権が戦った磐井の乱にさかのぼる。八女市には磐井の墓とされる岩戸山古墳があり、高槻市には磐井と対立した継体天皇の墓とされる今城塚古墳が所在する。

 高槻市が16年、磐井の乱がテーマの企画展を開いた際、八女市が協力し、かつての敵同士の資料を一堂に集めて展示した。

 八女市の三田村統之市長は「両市が持つ歴史館を拠点に、歴史や伝統文化に触れる人的交流を深めていきたい」と期待する。10月には、開館5周年を迎える岩戸山歴史文化交流館(同市吉田)で、高槻市の関係者を招いて公開シンポジウムを開く予定。 (丹村智子)

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