法廷に映し出された写真には…

西日本新聞 ふくおか都市圏版 鶴 善行

 法廷に映し出された写真には、母と小学生の子ども2人が笑顔で納まっていた。この3人を小郡市の自宅で殺害したとされる夫で元警察官の判決が先月あった。「主文。被告人を死刑に処する」▼事件は自宅という「密室」で起きており、目撃者や犯行を写した防犯カメラなどはない。夫は「第三者の犯行の可能性がある」と一貫して無罪を主張した。しかし判決は、被告の在宅中に3人が死亡し、その時間帯に第三者が侵入した形跡はないとして、有罪、極刑の結論に至った▼公判を通して、被告は終始淡々としていた。ただ、子に関する証言にはハンカチで涙を拭うこともあった。家族に何があったのか。真相は不明のままの判決だった。被告は控訴した。控訴審での主張にも、耳を傾けたいと思っている。 (鶴善行)

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