「同期、皆死んだ目に」新任教諭の息苦しさ 6時出勤、叱責続きの研修… (3ページ目)

西日本新聞 社会面 金沢 皓介

 長時間労働を是正する動きが本格化する中、女性教諭は先輩教諭からこう助言された。「働き方改革と言われているけど、私は早く学校に来るべきだと思う」。その言葉が気になり、女性教諭は必要ないのに早いときは午前6時ごろに登校し、学校を出るのが午後10時を過ぎることもあるという。

 教諭は法律に残業代を支払う規定がなく、労務管理の意識が低下し、長時間労働を招いていると批判されてきた。戦後日本の経済成長を支えた「モーレツ社員」という言葉はもはや“死語”。若手教諭が追い込まれる背景には、仕事と私生活のバランスを巡る考え方の変化、世代間の違いも透ける。

 女性教諭も仕事の厳しさを理解しつつ「自分たちが経験したから、若手も苦しむべきだという考え方はやめてほしい」と言う。

 毎日のように「仕事を辞めたいと思う」という女性教諭。児童との関係は良く「自分の居場所は教室しかない。子どもに迷惑は掛けられない」と踏みとどまっている。 (金沢皓介)

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