全盲の女性がごみ袋を触り、「これはペットボトル用」…

西日本新聞 社会面 伊藤 完司

 全盲の女性がごみ袋を触り、「これはペットボトル用」「かん・びん用」と次々に正解を出していく。「なぜ分かると思う?」と聞かれた子どもたちは驚きを隠せない。北九州市指定のごみ袋を入れる外袋には、視覚障害者用に穴が開けてあり、穴の数で種類が分かるのだという。自宅で確認すると、確かに穴はあったが、表記はなく、これまで気付かなかった。

  障害者が講師を務める出前授業を市内の小学校で見学した。障害者がどんなことで困っているか、盲導犬と出会った時のルールなど、知らないことばかりだった。

  同市の一般社団法人「生き方のデザイン研究所」は障害がある人もない人も共に暮らしやすい社会の実現を目指し、出前授業を続けている。遠山昌子代表理事が「何が障害者にとってバリアーになるのか、気付かないことがバリアーを生む」と穏やかに話す言葉が胸に響き、勉強不足を反省した。 (伊藤完司)

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