「懐かしい」放課後気分で駄菓子バー 給食カレーやレトロゲームも

西日本新聞 ふくおか都市圏版 小林 稔子

 駄菓子食べ放題で、しかも1990年代の“放課後”を体験できる店がある-。お菓子に目がなく、その時代を小学生として遊び過ごした31歳の記者にとってはまさにドンピシャのテーマ。福岡市中央区にある「秘密基地 駄菓子バーA-55 福岡天神店」を訪ねると、そこにはノスタルジーに浸れる空間が広がっていた。

 天井からぶら下がった人気キャラクターの人形、壁や天井に貼り尽くされた80~2000年代を席巻した歌手や有名人のポスター、雑然と棚に置かれたレトロな漫画本やゲームソフト。椅子にはランドセルがかけられ、学校の時間割表や音楽室にある海外の作曲家の肖像画もあった。

 店内にはブラウン管テレビなどが11台設置。記者が幼少期に夢中になったアニメのオープニング曲などが流されているほか、ゲームを楽しむこともできる。

 駄菓子はアイスを含めて約100種。1時間500円で食べ放題(別途ドリンクの注文が必要)。水あめやきなこなどを練り合わせた“きなこ棒”、14種にも及ぶうまい棒、酒のさかなにぴったりなイカなどがカウンターに並べられている。100円を握りしめて友人と近所の駄菓子屋に通った日々を思い出す。

 「学校が終わった後に過ごした“自分の放課後”を懐かしみ、楽しんでもらいたいんです」と店長の稲田一輝さん(44)。同店は2016年1月にオープン。「秘密基地で『放課後をしよう!』」をコンセプトに、2011年に大阪市で本店が開き、現在では京都や東京でも営業している。

 別料金の料理は10種あり、そのうち気になった3種を注文した。稲田さんが小学校の給食で食べていたカレーを再現した「給食カレー」は、クリーミーな味わいの中に、大人向けに辛さを付け加えた一品。「うまい棒ピザ」は、4種のうまい棒の上に駄菓子の肉とチーズがとろりとかかった「カロリー爆弾」(稲田さん)。砂糖がまぶされた昔懐かしの揚げパンはサクッとし、懐かしさが口に広がった。

 アルコールやソフトドリンクもあり、要望があれば好きなキャラクターをイメージしたカクテルを作ることもできるという。

 「忘れかけていた“あのころの気持ち”を思い出してみませんか?」

 営業時間は午後6時~午前2時(金、土曜は午前3時まで)、月曜定休(祝日は営業)。 (小林稔子)

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