「誰も行かない所にこそ…

 「誰も行かない所にこそわれわれに対するニーズがある」。昨年12月にアフガニスタンで凶弾に倒れた「ペシャワール会」現地代表の中村哲医師は生前こう語っていたそうだ▼国連ハビタットの現地職員は「今のアフガンに安全と言える場所はない」と言い切る。居住区域にロケット弾が打ち込まれることもあり、移動の際は防弾チョッキを着用し、護衛を付ける。車に爆弾を仕掛けられて亡くなった同僚もいたそうだ。それでも活動を続けるのは「住民が一番困っているから」。治安の悪化で、学校に通えない子どもも多く、職員は「支援を絶やしてはならない」と強調する▼これまであまり意識しなかった異国の地。危険を顧みずアフガンのために尽くす人たちの生きざまを知り、頭が下がる思いがした。 (御厨尚陽)

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