台湾総統選、11日投開票 現職蔡氏が優勢保つ

西日本新聞 国際面 川原田 健雄

 【台北・川原田健雄】4年に1度の台湾総統選が11日投開票される。選挙戦は、中国に強い姿勢で臨む与党、民主進歩党(民進党)の蔡英文総統と、親中路線の最大野党、国民党の韓国瑜・高雄市長による事実上の一騎打ち。直近の世論調査では再選を目指す蔡氏が韓氏を大きく引き離し、優勢を保っている。

 台湾では投票日の10日前となる今月1日から世論調査の結果公表が禁じられているが、昨年末の台湾メディアなどの調査によると、蔡氏は支持率で韓氏を最大約30ポイントリードしている。混乱が続く香港情勢や米中貿易摩擦で台湾市民に中国への警戒感が高まる中、蔡氏は対中強硬姿勢を前面に打ち出し、若者を中心に支持を固めている。

 韓氏は対中政策への言及は最低限にとどめ、民進党を「派閥政治だ」などと批判。政権与党への反発をあおる戦略を展開するが、支持は伸び悩んでいる。

 このほか野党、親民党の宋楚瑜主席(党首)=(77)=も出馬している。

 同時に行われる立法委員(国会議員=定数113)選挙は現有68議席の民進党が過半数を維持できるかが焦点となる。中央政界進出を狙う柯文哲・台北市長が昨年立ち上げた新党「台湾民衆党」など第3勢力が比例代表を中心にどこまで議席を伸ばすかが鍵を握る。

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