嘉穂高3年浅田さんが準グランプリ 高校生デジタルフォトコンテスト

西日本新聞 筑豊版 田中 早紀

北海道自転車一人旅の1枚

 福岡県飯塚市の嘉穂高3年、浅田晃司さん(18)=同市=が、全国の高校生を対象にした「第10回高校生デジタルフォトコンテスト」(日本工学院、オリンパス共催)で、準グランプリに輝いた。受賞作品は高校生最後の夏休みに、自転車で回った北海道の一人旅で、自転車と自らの姿を撮影した1枚。背景に写った道の勾配や山並み、自転車が効果的に配置されているなどとして、1650点の応募の中から高く評価された。

 浅田さんは、幼い頃から父や祖父のカメラを触って遊んでいた。小学6年の時、ためていたお年玉で一眼レフを購入。主に近所の風景を撮影していた。

 中学時代は野球部で部活に没頭。高校入学後から写真に力を入れた。父と趣味の釣りに出かけた際はカメラを携え、海や周囲の自然を収めた。高校2年の夏、自転車で11日間の九州一周旅行へ。テントと寝袋、自炊道具を積んで出かけた初めての一人旅。台風上陸を前に自転車が壊れ、2時間半かけてヒッチハイクするなど想定外の出来事も相次いだが、旅の魅力にとりつかれた。

 「高校最後の夏は、旅人の聖地に行きたい」。徒歩やバイクなどで各地を巡る人が多い、北海道を目的地に定めた。中標津空港(中標津町)から16日間の道程。知床の大地を撮影し、フランス人カップルの友人もできた。

 受賞作の撮影場所は、中標津空港にほど近い一本道で、カメラ本体のシャッターを押さずに撮れるリモート機能を使った。審査員の写真家にたたえられた構図は「計算通り。自分でも気に入っている1枚」だが、「受賞はびっくり。身内以外に認められたのは初めて」と喜ぶ。

 卒業後は、写真と映像を学べる福岡市内の専門学校への進学を希望している。将来の夢は、七五三やブライダルなど、人生の節目を記録する写真スタジオの経営だ。「人を撮るのも好き。専門学校に入ったら、スタジオ運営のノウハウなども学んでいきたい」

(田中早紀)

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