「この見出しで果たして高い年齢層の読者に伝わるのでしょうか」…

西日本新聞 社会面 宮崎 祐樹

 「この見出しで果たして高い年齢層の読者に伝わるのでしょうか」。短文投稿サイト「ツイッター」上で、架空の人物として作られたアカウント「捨て垢(あか)」から届く誹謗(ひぼう)中傷に悩む女性を取り上げた記事を紙面化した際、こんな疑問の声が同僚の編集者から上がった。

 急速に浸透したスマートフォンに関係する用語は、中年のわが身にはとっつきにくいものばかり。アカウントにアプリ、ウィジェット、ストレージ…。正確な説明を求められればお手上げだ。そばにいた先輩デスクは「LINEもフェイスブックも自分には関係のないものばかり。もはやネット難民だよ」と嘆いた。

 新聞の役割は文字通り新しく見聞きした事柄を伝えること。そして、見出しは記事の顔だ。難解な内容でも、肌感覚でつかめるような表現に置き換えるのが編集者の腕の見せどころだろう。時代に取り残されぬよう、若い世代にも学びながら。 (宮崎祐樹)

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