経箱くぐり無病息災願う 志佐町の新年行事「大般若さま」

西日本新聞 長崎・佐世保版 福田 章

 一年の無病息災を願って仏教の経典を納めた経箱の下をくぐる「大般若(だいはんにゃ)さま」が11日、長崎県松浦市志佐町里地区であった。

 江戸時代に一帯で疫病がはやった際に地元の禅寺寿昌寺の大般若経を唱えて回ったところ、疫病が治まったことに由来。以来、経典を箱に納めて家々を回る新年行事として、寺周辺の8地区で行われている。

 里地区では還暦や厄入りの男性が担ぎ役を務めるのが習わしで、早朝から午後まで約200戸を巡回。玄関先で「大般若ー」と呼び掛けると、家から出てきた住民が腰をかがめて合掌しながら、経箱の下を往復した。金子寿美(じゅみ)さん(87)は「ありがたい伝統行事で、今年も元気に過ごせそう。趣味の短歌に今日の感慨を詠みます」と笑顔で話した。

 この日は池成、栢木(かやのき)地区でも大般若さまが行われた。 (福田章)

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