玄界灘海藻で肌プルプル!? 「ウミウチワ」に抗老化作用を確認

西日本新聞 社会面 北島 剛

 佐賀県工業技術センター(佐賀市)は、同県唐津市の玄界灘で採取した海藻のウミウチワに皮膚の抗老化作用があることを確認した。唐津・玄海地域では、化粧品製造拠点をつくる「唐津コスメティック構想」が進められている。ウミウチワは肌の老化防止に役立つ機能性化粧品の原料となる可能性があり、構想推進の起爆剤として注目されそうだ。

 玄界灘は100種類近くの海藻類が生息しているとされるが、食用のワカメやヒジキなど利用は一部のみ。センターは2017~18年度、玄界灘の海藻を素材とした原料や商品の開発につなげようと、唐津市の離島、松島沿岸などで海藻類を採取し、59種類の成分を分析した。

 紫外線などによって生み出されるコラゲナーゼという酵素は、弾力性や張りを保つコラーゲンを分解して皮膚の老化につながるとされる。海藻にコラゲナーゼの活性を抑制する作用がどの程度あるかを調べたところ、ウミウチワが最も高い評価を得たという。

 ウミウチワは九州や本州の近海に広く分布している。唐津近くの玄界灘は、藻場が少なくなる磯焼けの影響を受けておらず資源量も多い。実用化に向けて、安全性の確認と人体への効果を確認する必要がある。

 センターの柘植圭介特別研究員は「研究成果と、唐津産の海藻が由来であることをセミナーなどでアピールし、共同研究する企業を掘り起こしたい」と話している。 (北島剛)

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