【ひと】バレーボール全日本高校選手権女子で優勝した東九州龍谷監督 竹内誠二さん

西日本新聞 総合面 伊藤 瀬里加

 得点が決まると、派手なガッツポーズで選手たちと喜びを分かち合う。2019年度から若手世代の女子日本代表監督となった前任の相原昇氏を踏襲したスタイルだ。「これまでと変わらずに選手が試合に集中できるのが一番」。チームを引き継いだ1年目で「春高」の頂点に立ち「こんな僕を日本一の監督にしてくれた。選手には感謝しかありません」と感極まった。

 大分県津久見市出身。中学入学後に本格的にバレーボールを始め、セッターとしてプレーした。津久見高で春高(当時は3月開催の全国選抜優勝大会)を目指したが、憧れのコートには3年間立てず「高校生バレーボーラーには夢の舞台」と笑う。日体大卒業後は大分県内の公立高校で指導者になり、相原氏の誘いを受けて15年、東九州龍谷高のコーチとなった。

 何度も日本一になり、多くの日本代表を育てた名将の後任。「プレッシャーはあった」。少しでも選手が不安を抱かないように練習メニューや指導法は以前と変えていない。ただ、今大会では積極的な起用が光った。「得意な部分を生かす」と交代枠をフルに使い「全員バレー」を実現。「(元監督の)大木(正彦)さん、相原さんと続いた東龍のバレーを一丸となってできた」。一体感がチームを成長させている。

 好きな言葉は「全身全霊」と「精神一到」。「努力を怠らなければ必ず成果は出る。信じてやり続けることが大切」との信念を持つ。大分県中津市の選手寮で暮らす。妻は2人の娘とともに同市内のマンションで生活し、選手たちの食事も用意している。44歳。 (伊藤瀬里加、写真は中村太一)

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