熊本市の熊本武道館に仕事帰りに自由に集い、柔道を楽しむ人が増えている…

西日本新聞 社会面 和田 剛

 熊本市の熊本武道館に仕事帰りに自由に集い、柔道を楽しむ人が増えている。2016年の熊本地震で武道館が被災。しばらく中断したが昨年から活発になり、常連は地震前より多い約70人を数える。私も時々参加する。

  スポーツに親しむ高齢者が増え平均体力が伸びているというニュースは耳にするが、柔道を愛好する中高年は少ないのが実感だ。主な柔道大会で男子は最軽量級でも60キロ。この重さの荷物を日常生活で担ぐ機会はまずない。そう考えると、若者のような激しい技に挑むのは怖くなる。

  熊本武道館で参加者が増えた理由は「むちゃをしない、けがをしない、させない」というルールを徹底したことが大きいようだ。相手との体格や年齢差を考慮して力に頼らず技をかけるのは、意外に楽しい。柔道の競技人口は国内で減少傾向が続く。それだけに、老若男女が楽しめる「緩やかな柔道」がもっと広がってほしい。 (和田剛)

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