巻さんのプレーを忘れない 熊本で引退試合、1万人別れ惜しむ

西日本新聞 熊本版 長田 健吾

 熊本県宇城市出身でサッカー元日本代表の巻誠一郎さん(39)の引退試合が13日、えがお健康スタジアム(熊本市東区)であった。会場には巻さんの最後の勇姿を見届けようと、約1万人のファンが詰めかけた。

 巻さんは2014~18年、地元のロアッソ熊本(当時J2)でプレー。16年の熊本地震後は、被災者を元気づけようと約3カ月間、毎日避難所や学校を回ってサッカー教室などを開き、子どもたちと触れ合ってきた。

 この日は、熊本地震で被災した子どもたち約3千人を無料招待。試合は、巻さん率いる「巻フレンズ」と、稲本潤一選手らがメンバーの「元日本代表ドリームチーム」が対戦。巻さんは両チームに半分ずつ参加し、5ゴールを決め自らの引退を飾った。

 試合後の引退セレモニーで、巻さんは「熊本の地でスパイクを脱げたことを誇りに思う。今まで助けてもらった人たちを、これからは支えたい」とファンに感謝を伝えた。最後にスタジアム内を1周すると、スタンドから「ありがとう」「お疲れさま」と、ねぎらいの言葉が降り注いだ。(長田健吾)

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