大分スギで脱ブロック塀 地震倒壊受け需要増 県が木塀の設計図公開

西日本新聞 夕刊 岩谷 瞬

 2018年6月の大阪府北部地震をきっかけに、ブロック塀より比較的安全な木塀の需要が高まっていることから、大分県は「おおいたモデル」と題し、県産のスギ材を使った木塀の設計図などをホームページ(HP)で公開している。自治体や建設会社などに参考にしてもらい、木塀の受注を増やすことで県産スギの需要を高めていく考えだ。

 大阪府北部地震では、同府高槻市でブロック塀が倒壊し、登校中の小4女児が下敷きになって死亡した。木塀はブロック塀より重量が軽く危険性が少ないため、県は県産スギ材を普及させる好機と判断。県森林組合連合会に委託し、HPを制作した。

 県林産振興室によると、木塀は1メートル当たりの工事費が3万~4万円で、ブロック塀に比べ安いのが特長。県は高さ1・2メートルと1・8メートルの塀の設計図や管理方法、材料費や工事費の内訳などをHPで公開。建設会社や木材店が活用したり、発注側の自治体や市民が参考にしたりすることを想定している。

 農林水産省の統計によると、大分県の18年のスギ材生産量は89万8千立方メートルで宮崎、秋田に続き全国3位。同室は「材質は宮崎産に劣らない。木塀の普及を通じ、大分のスギ材を広めたい」としている。 (岩谷瞬)

大分県の天気予報

PR

大分 アクセスランキング

PR

注目のテーマ