電気料金の請求遅延8万4千件 今後拡大も システム障害で九電

西日本新聞 井崎 圭

 九州電力の営業系システム障害で、九電は14日、電気料金の請求遅延が8万3870件(13日現在)に上ると発表した。復旧の見通しは立っておらず、さらに拡大するとみられる。新電力契約者の電気使用量を過少に誤って新電力側に伝達した事例も新たに判明した。

 九電によると、国の電力システム改革で4月に行われる送配電部門の分社化に備え、送配電ネットワークの利用料「託送料金」の計算システムを1月から変更。8日以降、このシステムで検針値データを受け取る際に使用量が過少になるプログラムミスが発生し、一部の料金が確定できなくなっているという。

 新電力にもこのシステムを介して使用量を過少に伝えたケースが75件発生。他に九電が買い取る太陽光発電などの料金の通知遅延が2万1111件あった。

 九電はシステム復旧後、料金を確定させて請求するが、支払期日を延ばす方針。九電の能見和司常務執行役員は「ミスが多くの方に影響しており申し訳ない。(分社化に向け)大きな教訓にしたい」と話した。(井崎圭)

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