からつボート売り上げ好調 ネット投票がけん引

西日本新聞 佐賀版 野村 創

 佐賀県唐津市が運営する「ボートレースからつ」(同市原)の売り上げが好調だ。本年度の売上額は前年度から約100億円多い572億8613万円となり、20年ぶりに500億円を超える見通し。インターネット販売の拡大が売り上げを押し上げており、市ボートレース企業局は2020年度から5年間で計100億円を市の一般会計に繰り出す計画にしている。

 同局によると、ボートレースからつの売上額は、1997年度にピークの628億291万円を記録。25億5千万円を市に繰り出した。その後、売り上げは減っていき、2004~13年度は市への操出金がゼロになった。

 しかし、ここ数年は全国のレース場の舟券がスマートフォンやパソコンで買える「電話投票」が普及し、全国的に売り上げが拡大。「からつ」でも14~16年度に300億円台だった売上額が、17年度から2年連続で400億円を突破した。競合相手が少ない午前9時前に第1レースを行う「モーニングレース」を導入したことも、電話投票の売り上げ増に貢献。18年度は売り上げ全体の64・3%を電話投票が占めたという。

 同局は売り上げの急回復を受けて、今後5年間で施設改修費などを除いても100億円の利益は確保できると判断。昨年10月に策定した事業計画で、新年度から5年間、毎年度20億円を繰り出すことを決めた。

 同局の日下(くさか)義信局長(市モーターボート競走事業管理者)は「ここ数年、電話投票の認知が進み、客層も若い人に広がっている。利益は地域貢献として市民に還元したい」と説明。市財政課は「貴重な財源であり、大切に使いたい。これまでは主に福祉や子育てといったソフト事業に使ってきたが、今後は(市庁舎建て替えなどの)大型事業への活用も検討したい」としている。 (野村創)

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