自然と導き出された結論に胸が熱くなった…

西日本新聞 社会面 野津原 広中

 自然と導き出された結論に胸が熱くなった。「男らしく、女らしくではなく、自分らしく」「みんなが認め合えばいい」。昨秋、福岡県みやま市の大江小で「性の多様性」がテーマの5年生の授業を見た。市教育委員会は、性的少数者への理解を深める教育に力を入れているという。

 授業ではまず女らしさ、男らしさの例を挙げた。女は「宿題をちゃんとする」「おとなしい」。男は「運動会の応援団長」「けんかっ早い」など。次にそこから自分に該当する項目を発表。男子が「本好き」「髪が長い」、女子が「ゲーム好き」「ずぼら」。「らしさ」の逆を選んだ。

 「男らしさ、女らしさはどうでもいい」。児童は気付き冒頭の結論に至った。大みそかの紅白歌合戦で自分らしく歌う氷川きよしさんを見た。授業を思い出し、また胸が熱くなった。性的少数者をからかう風潮はまだまだ残る。どれだけ多くの人が苦しんでいるだろう。 (野津原広中)

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