「絵になる島原」全国発信 島原市がロケツーリズムに参加

西日本新聞 長崎・佐世保版 真弓 一夫

 長崎県島原市が映画やテレビのロケの誘致による観光振興や地域活性化を目指すロケツーリズムに積極的に取り組んでいる。映像制作者と全国の地方都市を結ぶ「ロケツーリズム協議会」(東京)に加わり、「絵になる島原」をPR。春にはロケ地情報誌も島原特集の掲載を予定しており、今後の誘致に弾みがつきそうだ。

映画、テレビ誘致本格化

 市観光おもてなし課などによると、大勢が訪れるロケによる経済効果はもちろん、物語の世界に浸ろうとロケ地を訪れたファンに島原の魅力にも触れてもらい、観光から移住まで幅広い活性化の呼び水とする狙いがあるという。

 同協議会へのオブザーバー参加などを経て本年度から正式加盟。有明海にホームが隣接した島原鉄道・大三東(おおみさき)駅、城下町や湧水、雲仙・普賢岳のある風景など島原ならではの候補地を、制作者の厳しい視点に耐える高いレベルの写真で紹介するロケーションガイドを制作し、年間5回の会合で制作者にアピール。古川隆三郎市長も3回のトップセールスで市を挙げてロケを支援する姿勢を強調した。

 その最初の成果として、国内唯一のロケ地情報誌「ロケーションジャパン」の特集取材班の誘致を実現させた。記者やカメラマンなど4人が昨年11月、市内の観光スポットや懐かしさの残る町並みなど16カ所を訪問。「ほかの地域には少ない火山もあり、海外受けする素材が多い」と評価された。3月発売の4月号で制作者向けの特集として紹介される。

 これまで同市では、映画「男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日」(1988年)、「まぼろしの邪馬台国」(2008年)などの撮影実績がある。今後、制作者側の多様な要望に応えるロケーションガイドの拡充や、制作者とのパイプづくりなどで新たなロケ誘致を目指す。古川市長は「ロケ誘致を通して島原の魅力を市民にも再発見してもらえれば」と話す。(真弓一夫)

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