九州、なぜ初雪降らないの? 111年ぶり記録更新か

西日本新聞 一面 吉田 真紀

大陸の空気、南下しにくく

 九州は暖冬の影響で今季、まだ「初雪」が観測されていない。九州北部では平年より約1カ月遅れ、佐賀や熊本は最も遅い観測日「1月25日」まで観測されない可能性が濃厚だ。「2月6日」が最も遅い福岡では1909年以来、111年ぶりに記録を塗り替える可能性も出てきた。

 初雪は、秋から翌年春までの期間で、管区気象台や地方気象台で雪(みぞれを含む)を観測した日を指す。九州では今季、福岡と佐賀の県境にある脊振山などで初冠雪は観測したが、平地にある気象台では確認されていない。

 初雪が最も遅く観測されたのは、佐賀、熊本1月25日(ともに54年)▽長崎1月27日(72年)▽大分2月9日(同)。平年値は12月15~23日で、福岡で初雪が越年したのは2001年以来だった。

 初雪がまだ降っていないのはなぜか。福岡管区気象台によると、日本の東にある勢力が強い高気圧が押し上げる暖かい空気と、大陸から南下する冷たい空気が拮抗(きっこう)する境目が平年より北側に位置し、九州などに寒気が南下しにくい状態になっている。

 月末までは、平年より気温が高い状態となり、暖冬が続きそうだという。(吉田真紀)

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