大分県のある自治体の20代男性職員が昨年暮れ…

西日本新聞 社会面 吉川 文敬

 大分県のある自治体の20代男性職員が昨年暮れ、病気で休職中に酒を飲んで車を運転し、道交法違反(酒気帯び運転)容疑で摘発された。昨年12月中旬から心の不調を訴え、療養していた。勤務態度は真面目だったという。

 職員は最も多忙とされる部署に所属していた。同僚は「部内はいつも慌ただしい。互いを気遣う余裕はない」と打ち明ける。昨年、別の20代職員は退職したという。総務省によると、地方公務員は1994年の328万人をピークに減り続け、2019年で274万人。多様化する行政ニーズや激甚化する自然災害への対応など職員一人一人の業務量は確実に増えている。

 飲酒運転は決して許されない。ただ若手が追い詰められる構造を放置していいはずはない。働き方改革が叫ばれている。人が潤沢だった時代から続くものを含めゼロベースで業務を見直す「選択と集中」の観点も必要ではないだろうか。 (吉川文敬)

PR

デスク日記 アクセスランキング

PR

注目のテーマ