飼い方や訓練、十分準備を【きみとさいごまで】

西日本新聞

 定年退職後、ペットを飼い始める人は多いと思います。今回は楽しいペットライフについて考えてみましょう。

 子犬選びでは、まず性格を見ます。甘えん坊の犬(シーズーやキャバリア)は一緒にいると楽しいですが、留守番ができない子もいます。外出中にほえ続けたり、汚物をわざと踏んだり。自立した性格の犬(柴犬やテリア)も楽しいのですが、気分が乗らないと一人がいいときもあるようです。犬ごとに性格が違うので考えて選びましょう。

 次に飼育場所。小型犬は暑さや寒さに弱いので室内になりますが、中型から大型犬は室内でも屋外でも飼えます。ただ、認知症になって夜鳴きをしたとき、外だと声が隣近所に響きます。室内ならどこで飼うか、考えておくことが大切です。

 個人的には人とペットが室内で一緒に過ごすと健康的だと思います。外で飼うと散歩や食事でしか触れ合う機会がありません。犬も暇ですることがないと衰えも早くなります。

 犬の大きさは、体重10キロ以下の小型~中型犬がおすすめ。定年退職後に飼い始めると、犬が高齢になる十数年後は飼い主が80代になっていることも。散歩中、大型犬が疲れて座り込んでも抱いて帰るのは難しいでしょう。少し成長した犬を他の飼い主から譲り受ける「里親」になることも選択肢の一つです。

 もしものことも考えておきましょう。雌のラブラドルレトリバー、ロコちゃん(2)は1歳になる前、預かりの相談を受けました。飼い主ががんと診断されたためです。こうした例は多々あります。その際、ペット用のケージに入った経験がないと、ペットショップなどで宿泊を断られることも。幼いときから入る訓練をしておきましょう。

 多頭飼育も注意が必要。2~3匹飼う場合、「もしも」の時はペットホテル代が3匹分かかります。1泊2千円ほどでも、3匹だと月に18万円です。

 ペットと過ごす毎日は素晴らしく、人の認知症予防になるという研究もあります。事前に十分準備し、楽しいペットライフにしたいですね。 (老犬ホーム「トップ」代表)

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