根気よくしつけ、最後まで一緒に【きみとさいごまで】

 保健所に持ち込まれる犬や猫のニュースが出ると「無責任な人は飼う資格がない」「最初から飼わなければいい」という声が出ます。どんな理由で持ち込まれるのでしょう。

 多いのは飼い主の病気や高齢者施設への入所、引っ越しで飼えなくなった、夜鳴きで苦情がきた-など。この場合、飼い主も引き取り手を探したり飼育できる環境を考えたりします。問題は「人にかみつく」「飼いたくなくなった」などの理由で持ち込むケース。飼い主のわがままや無責任な姿勢によるもので、雑種犬に多いのが特徴です。

 これは、お金をかけず無料で飼い始めたためでしょう。しつけも足りず、専門の教室に通うのも「料金が高い」と敬遠しがち。無駄にほえたり、かみついたりする癖が直らず、飼い主が困ってしまうのです。

 保健所にきた動物は、一定の待機期間の後に殺処分されます。自治体も譲渡会を開くなど処分を減らす努力をしていますが、大型犬や高齢の犬、介護が必要な犬は引き取り手がなく、処分対象になりやすいようです。

 保健所と協力して引き取り手を探すボランティア団体もありますが、どこも資金不足で、専用の預かり施設を持つところは少数。団体スタッフが自宅で預かることもあり、食費や光熱費などもかかります。自治体から補助金が出ることは少なく、こうした団体が引き取るのは限界があります。

 飼い主の無責任な姿勢で処分される犬を、どう減らすか。わがままでほえたり、かみついたりするのは、しつけで改善できます。うちで昨年死んだゴールデンレトリバーの雄、ジャッキーちゃんは当初、スタッフや別の犬にかみついていました。私たちも何度も痛い思いをしましたが、しつけで改善され、うちの犬の中でも模範になるくらいお利口になりました。

 かみつくのもほえるのも、しつけは根気が大切。飼い主も言うことを聞いてくれると、かわいくて手放したくなくなるのでは? 最後まで一緒にすごすためにも、しつけは大事です。
 (老犬ホーム「トップ」代表)

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