伝統の「ふな市」早朝から行列 佐賀・鹿島市

西日本新聞 河野 潤一郎

 佐賀県鹿島市浜町の酒蔵通りで19日早朝、江戸時代から300年以上続く「ふな市」が開かれ、県内外から生きの良いフナを買い求める客が訪れた。

 有明海沿岸では、正月の祝い納めとする20日の「二十日正月」に商売繁盛や家内安全を願い、フナをみそや砂糖で甘辛く煮た郷土料理「ふなんこぐい」を食べる習わしが残る。

 市によると、かつては九州各地でふな市が立ったが、現在残るのは鹿島市だけという。この日は2店舗が天然や養殖のフナを1キロ千円程度で販売。客たちは「20匹ちょうだい」「太かとば10匹」などと声を掛けながら次々と買っていた。

 熊本県荒尾市から娘と初めて訪れた女性(89)は、福岡県大川市の実家ではフナを食べていたという。「熊本ではフナを食べることはないが、約40年ぶりに調理してみる」と10匹ほど買った。 (河野潤一郎)

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