AIで最適バスルート運行 アプリで予約、日田市で実証実験

西日本新聞 大分・日田玖珠版 中山 雄介

 大分県日田市の予約制乗り合いバス「デマンドバス」で、人工知能(AI)が選んだ最適ルートを運行する実証実験が20日から、同市中津江、上津江地区で始まる。利用者の利便性や運行事業者の作業効率を向上させるのが狙い。事業主体の県は2月末まで続け、効果を検証する。

 実証実験では、配車サービスを提供する「モネ・テクノロジーズ」(東京)のシステムを使う。利用者がアプリで予約すると、AIが予約状況に応じて最適ルートを決め、利用者やバス運行事業者に到着時間や乗降場所などを伝える仕組み。バスにもタブレットが搭載され、迷わず利用者が待つ場所に着ける。

 現在バスは1日約30人が利用し、うち9割が高齢者。津江タクシー(同市中津江村)が受託運行しているが、予約の際に具体的な名前などを告げなかったり、急な予約内容の変更には配車係が電話で運転手に伝えているがバスの現在地が分からなかったりして、手間取ることが多かった。

 同タクシー社員の平均年齢は50代と高齢化。市によると、システムの導入で土地勘のない若者の雇用拡大も期待できるという。

 10日には同タクシー事務所で実演会があり、社員らが参加。アプリでの予約方法やルートの選出、配車準備までの流れを確認した。

 市の担当者は「実験で効果が認められれば、本格導入することも検討したい」と話している。 (中山雄介)

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