斎藤用之助の遺品公開 伊万里市、沖縄へ寄贈の名品など

西日本新聞 佐賀版 古賀 英毅

 明治期の沖縄県の発展に尽くした佐賀市出身の11代斎藤用之助の遺品で2月に沖縄県立博物館(那覇市)に寄贈される品などが26日まで、佐賀県伊万里市松島町の市歴史民俗資料館で公開されている。海洋温度差発電をきっかけに用之助と縁深い沖縄・久米島と伊万里市、佐賀大が結んでいる連携協定の一環。

 用之助は1879年に警察官として沖縄県に赴任。その後沖縄県の役人となり、1903年の硫黄鳥島噴火の際は、全島民を久米島に移住させた功績で知られる。遺品は用之助のひ孫の14代斎藤用之助さん=佐賀市=が所蔵していた。昨年10月の首里城(那覇市)火災で琉球王国関連の収蔵品が多く焼失したことから寄贈することになった。

 展示しているのは寄贈される4点のほか関連資料など計9点。特に五段重箱は、沖縄県内にもほとんど残っていない近代琉球漆器の名品。琉球王家が開いた園遊会の記念で配られた本土の漆器の杯は、日本を表す「五七桐花紋」と琉球王家の家紋「左三つ巴」が描かれており、近代琉球史を考える上でも貴重な資料だ。

 入場無料。同資料館=0955(22)7107。 (古賀英毅)

佐賀県の天気予報

PR

佐賀 アクセスランキング

PR

注目のテーマ