昨年、祖母が亡くなった…

西日本新聞 ふくおか都市圏版 久 知邦

 昨年、祖母が亡くなった。広島県内の斎場で親族だけの家族葬だった。初七日の法要も一緒に行った。「休日と重なり、親族が皆集まれて良かった」と関東在住の叔父が話していたのが印象的だった▼近年、葬儀が簡素化していると言われる。少子高齢化や核家族化で、初七日や四十九日の法要を葬儀と合わせて行うケースのほか、いきなり火葬する「直葬」も増えているという。葬儀の価格を明示したポータルサイトの登場が、こうした動きを後押ししているとみる葬祭業者もいる▼時代とともに別れ方も変化して当然だろう。ただ、簡素化、合理化し過ぎるのには違和感を覚える。信仰心があつい訳ではないが、節目節目でしのぶ機会を持つことは、故人の供養にも自身の悲しみのケアにもつながると思う。 (久知邦)

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