天神再開発「空白」を警戒 イベント、情報発信…公開空地で集客作戦

西日本新聞 木村 貴之

 福岡市都心部の再開発促進事業「天神ビッグバン」に伴い、今年から商業ビルが相次ぎ閉館し、買い物客らの減少が懸念されることから、官民でつくる「We Love 天神協議会」(同市)は今春、天神の公共空間を活用した集客イベントなどにぎわいづくりに乗り出す。百貨店などが集積し、「九州の商都」として高い回遊性を誇る天神の集客力を維持したい考えだ。

 集客イベントなどを計画しているのは、民間ビル敷地の一角にあり、歩行者が自由に通行できる「公開空地(くうち)」を含む公共空間。公開空地は福岡三越ライオン広場や福岡銀行本店広場など6カ所を想定し、他にも適地を探す。

 週末を中心に、音楽やアート、飲食などさまざまなイベントの開催を検討しているほか、今春閉館する天神コア(店舗数112)や天神ビブレ(同74)、来夏閉館するイムズ(同約130)に入居し、天神エリアに移転した主要テナントの移転先なども案内し、買い物巡りに役立ててもらう。

 さらに、工事完了後の天神の新たな姿をイメージできるよう、新ビルの概要や進出予定ブランドなどの情報も盛り込む。2月にも特設サイトを立ち上げるなどしてインターネットでの情報発信にも力を入れる。

 閉館する商業ビルなどの2018年度の年間来館者数は、コア約1700万人、イムズ約660万人、ジュンク堂書店福岡店約250万人(集計しないビブレを除く)。単純に足し合わせると来夏以降、年間延べ約2600万人を集客していた空間がなくなる計算だ。

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