日田おひなまつり準備着々 2月15日開幕 草野家住宅で飾り付け

西日本新聞 大分・日田玖珠版 笠原 和香子

 大分県日田市の春の恒例イベント「天領日田おひなまつり」(2月15日~3月31日)に向け、同市豆田町の国指定重要文化財の草野家住宅でひな人形の飾り付けが始まった。江戸から明治に作られた人形178体が並べられ、観光客を出迎える準備を進めている。

 草野本家は江戸時代、ろうそくの原料・生ろうの製造・販売で栄えた。同家に伝わる人形は、代々の当主がろう販売で出向いた京都や大阪で家族のために少しずつ買い集めたもの。

 最も古い人形は約300年前の「享保雛(びな)」。江戸末期に日田の大工が日田ヒノキで作った横3・6メートルの御殿と42体の人形がセットになった「御殿雛」や、時代を風刺したり、歌舞伎の名場面を表現したりした人形の他、世界各地の人形約100体も展示する。

 飾り付けでは草野康子館長(65)らが人形を木箱から一つずつ丁寧に取り出し、約1年ぶりに顔を合わせる人形をめでながら過去の展示写真や記憶を頼りに小道具の持ち方など細部にも気を配っていた。草野さんは「どの人形にも物語があって、とてもきれいな顔をしている。珍しいのでぜひ一見してほしい」と話している。

 まつりでは、市内14の施設や住宅で人形が展示される。草野家住宅での公開期間は2月15日~3月22日(無休)。入館料は大人550円、中高生250円。(笠原和香子)

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