知人の子息が郵便局に…

西日本新聞 ふくおか都市圏版 豊福 幸子

 知人の子息が郵便局に勤めだした約10年前から、年賀状は彼を通じて購入してきた。営業目標があるのは聞いていた。注文した年賀状は毎年、お礼の日用品とともに届く。ちょっとした心遣いがうれしい▼かんぽ生命保険の不正問題に揺れる日本郵政グループ。高齢者を欺く手口や、顧客の不利益になる契約実態が明るみに出た。厳しいノルマが背景とされるが、彼も苦しんできたのだろうか。想像すると、切ない▼だが、被害は別の方向にも飛び火する。関係者によると、不正問題が高齢者を狙った振り込め詐欺に悪用されているという。高額の現金引き出しを怪しまれぬよう定期貯金などの解約理由に不正問題を挙げさせ、郵便局側が注意喚起しにくい状況に便乗する手口だ。信用を失墜させた罪は重い。 (豊福幸子)

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