「ニセ」(福岡、佐賀)、「特殊」(長崎、大分)…

西日本新聞 社会面 長田 周三

 「ニセ」(福岡、佐賀)、「特殊」(長崎、大分)、「うそ」(宮崎、鹿児島)-。県警によって呼び方は異なるが、これらの言葉に続くある事件が後を絶たない。本紙も頻繁に掲載して注意を呼び掛ける。高齢者に不安をあおる電話をかけて現金をだまし取る、詐欺事件のことだ。

 手口は巧妙化し、最近は警察官をかたって用意させたキャッシュカードを別のカードとすり替えて盗み、現金を引き出す犯行が増えた。熊本県警は今月、呼称を「振り込め詐欺」から、電話でお金の話は全て詐欺、として「電話で『お金』詐欺」に変更した。

 詐欺事件が怖いのは、慎重な人でも、いつ被害者になるか分からないところ。実家の両親は不便ながらも、登録した番号以外からの電話には出ないようにしている。警察や金融機関がカードを受け取りに訪れることはない。「自分だけは大丈夫」と思わず、家族や周囲も気配りをして被害を防ぎたい。 (長田周三)

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