モンゴル帝国の美、宇佐に集結 国宝級など宝飾品150点

西日本新聞 大分・日田玖珠版

 13世紀、ユーラシア大陸に巨大な版図を築いたモンゴル帝国の宝飾品など、海外初展示の国宝級文化財を含む150点を集めた「カラコルム建都800年 モンゴル展」(大分県立歴史博物館など主催、西日本新聞社後援)が24日、宇佐市の同館で開幕する。帝国の首都だったカラコルムの建都800年を記念し、モンゴル国内外で今年開催される関連イベントの一環。3月8日まで。

 市出身の大横綱双葉山を尊敬する横綱白鵬関を介した同市とモンゴルとの友好関係をはじめ、同館が持つ出土遺物保存技術を通じた同国への貢献などが評価され開催に至ったという。

 目玉の一つは「帽子装飾」。黄金のような台座に精緻な成形と彫刻を施し宝石をちりばめている。高位の女性貴族しか着用を許されなかったという。カラコルムで2005年に発掘された。国立カラコルム博物館のラグワスレン・シネバト館長(34)は「国宝級だが、指定されると国外に持ち出すことが難しくなる。この展覧会のために手続き開始を遅らせた」と話す。

 固い水晶にさまざまな加工を施したベルト装飾品も「国宝級」と話すのはモンゴル国立大のウラムバヤル・エルデネバト教授(47)=考古学。モンゴル帝国の高い素材加工技術力を示しており、男性貴族が着用したという。

 一方、同展では元寇時の火薬武器「てつはう」(長崎県松浦市教育委員会所蔵)なども展示。モンゴルとの交流史にも光を当てる。ウラムバヤル教授は「てつはうを含め、800年前にモンゴルで作られた品々が時を超えて日本で一つになることは感慨深い」と話す。開館は午前9時~午後5時。月曜(祝日の場合は翌日)休館。一般310円、大学・高校生160円、中学生以下無料。同館=0978(37)2100。

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