玄海町民「説明責任果たして」 脇山町長の現金受領、驚きや不信感

西日本新聞 佐賀版 梅本 邦明

 「説明責任を果たして」「なぜ早く返さなかったのか」-。佐賀県玄海町の脇山伸太郎町長が、福井県敦賀市の建設会社「塩浜工業」側から現金100万円を受け取っていた問題。原発立地自治体の町トップに急きょ浮上した疑惑に、町民からは驚きや不信の声が上がった。

 「正直で真面目な人。お金に関する悪いうわさを聞かなかったし、突然のことでびっくりした」。脇山氏の支持者という70代男性は驚きを隠せなかった。「町や玄海原発のイメージ悪化に関わる。説明は当然するべきだ」と注文した。

 町内のスーパーに買い物に来ていた会社員女性(43)は東京電力福島第1原発事故を挙げ「原発にはいいイメージがない。しっかりと事実を明らかにしてほしい」と憤った。農業女性(69)は「こんな形で現職町長の名前が大きく取り上げられてショックだ。町の名誉に関わる」と語気を強めた。

 複雑な思いを抱く町民も少なくない。問題を冷静に受け止める意見や、受け取った現金を手元に置き続けた対応に疑問の声も出た。

 農産物直売所に野菜を届けに来た農業女性(80)は「(現金を)返しているから、辞めるべきだとは思わない」と擁護した。自営業男性(62)は「新人で町長に就任したばかりで、お金の管理などの組織体制が整っていなかったのだろうか。どうして(現金の)返還を怠っていたのかを聞きたい」と語った。

 自営業の50代男性は「なぜさっさと金を返さなかったのか」と脇山氏の対応を疑問視。「便宜を図っていたとしたら論外だ。法的に問題があるのかどうかを知りたい」と話した。(梅本邦明)

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