キャパ展来館1万人超 田川市美術館、浦部さんに記念品

西日本新聞 筑豊版 大塚 壮

 田川市美術館(福岡県田川市)で開催中の報道写真家、ロバート・キャパの作品展(26日まで)の来館者が23日、1万人に達した。同美術館によると、1991年の開館後、企画展で1万人を突破したのは3回目で、93年の「近代絵画の流れ展」以来27年ぶり。

 1万人目は、嘉麻市の主婦浦部幸子さん(66)。昨年11月29日にキャパ展が始まって4回目の来館で、この日は、友人2人と一緒に訪れた。戦地の惨状や戦禍に苦しむ市民の日常を切り取ったキャパの写真を見て「毎回、戦争をしてはいけないのだと再確認し、戦争を知らない世代として周りの人に伝えるため、友人を誘っている」と話した。浦部さんには、是沢清一館長から記念品としてキャパのポートレートと作品集などが贈られた。91年の美術館開館当初、監視員として働いた経験があるという浦部さんは「縁を感じます」と話していた。

 美術館によると、キャパ展では筑豊地区以外からの来館者がほぼ半数を占める。フリーパスカードを購入し、何度も足を運ぶ人が多く、口コミで来館者が増えているという。アンケートには「戦争中の人々の感情、社会の実情を知ることができた」(篠栗町、15歳男性)「ぜんぶ白黒だったのがおもしろかった」(八女市、8歳男児)「ヨーロッパや歴史の風景が身近に迫ってくるようだった」(糸田町、30歳女性)などの感想が寄せられている。(大塚壮)

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