映画「柳川」撮影終了 監督「柳川でなければ撮影できなかった」

西日本新聞 筑後版 森 竜太郎

 中国出身の映画監督、チャン・リュル(張律)さんによる福岡県柳川市を舞台にした映画「柳川」の撮影が終了し、市観光協会で23日、チャン監督が記者会見した。監督は「ほとんどすべてのシーンが柳川でなければ撮影できないものだった。作品の評価は観客がするものだが、特に柳川のみなさんに見ていただきたい」と望んだ。

 映画は、中国人の兄弟が、かつて兄の交際相手だった女性リュウ・チュアン(柳川)が住む柳川を訪れる恋愛物語。柳川役は多くの映画やドラマで主演を務める俳優ニー・ニー(倪〓)さん。撮影は6日に始まり掘割や川下り、神社、古民家など柳川らしい風景がロケ場所に選ばれた。

 チャン監督は撮影の休憩所で出会った和服姿の年配女性たちが印象的だったと振り返り「水辺で生まれ育った女性は美しいと思っていた。やはり柳川には美しく上品な人たちがいた」と語った。さらに「水というものはいろいろなものを包み込むが柳川そのものが水だった」とも表現した。

 柳川での食事は「この20年で13本の長編映画を各地で撮ってきたが、今回が最もおいしかった。世界一のウナギを食べさせてもらった」と喜んだ。

 映画の編集は春ごろに終わり、国際映画祭に出品した後、秋から冬にかけて中国で上映される予定。チャン監督は「(12月20日開館予定の)柳川市民文化会館でみなさんにお披露目できればうれしい」と話した。(森竜太郎)

※〓は「おんなへん」に「尼」

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