耳と目と口と体の欲を忍ぶべし

西日本新聞

 「耳と目と口と体には、聴く、見る、飲む、色を好むという欲が付随する。これを嗜欲(しよく)といって、何かを好む欲のことだ。すべての悪は欲望を野放しにすることに端を発している。あらゆる善は欲をこらえることで生まれる。忍の一字を守ることだ」養生訓より

 もし、あなたがスーパーマンのような聴覚や視覚を持っていたら、どう使いますか。人助け、それとも……。例えが飛躍しすぎましたが、善悪をコントロールする心の問題ですね。(橘京平)
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 貝原益軒(1630~1714年)は、福岡藩に仕えた儒学者で医師です。博物学者、教育者でもあり、当時としては超人的長寿の84歳で没するまで「養生訓」「楽訓」「和俗童子訓」など多くの著書を遺しました。福岡の大先輩で、人生の達人とも言える益軒翁の言葉を、現代風に解釈して紹介します。

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