病床からわが子を呼ぶ老親

西日本新聞

 ☆脳梗塞で入院している息子の見舞いに行くと、同じ病室にいるおじいさんが大声で息子さんらしい名前を呼んでいました。

 息子さんは離島に住む人なのか、病院スタッフが「今日は来んよ。雨が降りよるから船が出らんとよ」などとなだめていました。雨では船はなかなか運休しないでしょうが、うそも方便。男性はそれを聞くと「そうかぁ」と、おとなしくなりました。

 かと思うと「娘が来ない」と、わめき散らす別の男性も。ベッドを隔てるカーテンの向こうから聞こえるスタッフとのやりとりがほほ笑ましい一方、男性たちの心細さを思うと切なくもなり、私も笑ったり泣いたりでした。親御さんが入院している人はなるべく顔を出してあげてください。 (福岡市東区、女性、75)

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