宇土出身の正代関が快進撃 大相撲初場所、地元は「優勝間違いなか」

西日本新聞 古川 努

 大相撲初場所で快進撃を続ける正代関=時津風部屋=は24日も勝利し、1敗を守った。優勝すれば県勢初の快挙。地元の宇土市では勝利を知らせる“祝砲”の花火が連日上がる。「もう間違いなか」「パレードの準備をしないと」。初優勝への期待が、いや応なしに高まっている。

 正代関が相撲と出会ったのは小学1年。宇土少年相撲クラブにスカウトした園田茂監督(59)=市相撲連盟会長は「ほかの子より頭一つ分、体が大きかった。同学年では敵なしだった」と語る。

 中学時代の後半からめきめきと実力を付け、宇土鶴城中相撲部の下田功治監督(40)によると「上級生に交じって、負けないくらい稽古していた」という。その後、熊本農高から東京農大を経て大相撲の道へ。順調に昇進してきた。

 だが、伸び悩んだ時期も。負け越しが2場所続いた昨年9月だ。「あのときはかなりきつそうだった」と園田監督。そんなとき、地元有志が立ち上がり、後援会を設立。正代関も「やるだけやります」と意気込みを語ったという。

 すると直後の九州場所では11勝4敗の好成績を挙げ、今場所も破竹の勢い。金田光生後援会長(67)は「以前はネガティブな面もあったが意識が変わった。土俵際の粘りがいつもと違う」と満足げ。園田監督も「別人のよう。力が爆発した。ここから全盛期だろう」と頬を緩めた。

 24日、宇土市民体育館であったパブリックビューイングには市民約50人が詰めかけ、勝利の瞬間は爆発的な歓声が上がった。父の正代巌さん(59)は「ドキドキした。このまま最後まで頑張ってほしい」と緊張の面持ち。同中2年の相撲部主将大手希星君(14)は「憧れの先輩。自分も力が入った」と興奮した様子だった。

 取り組み後、金田会長は勝利を祝う恒例の花火を打ち上げた。通常は2発から8発と気分次第で、この日は5発の大輪が冬空を彩った。金田会長は「優勝したら20連発、いや、30連発かな」。大盤振る舞いを約束し、優勝パレードの打ち合わせも進める。

 25日は同じ12勝1敗の徳勝龍関=木瀬部屋=との直接対決。「ハラハラするね」と金田会長。正代劇場は続く。 (古川努)

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