診療所開設支援を…募金活動へ、アフガン難民支援の中村哲医師

西日本新聞

 アフガニスタン国境近くのパキスタンのペシャワルで、ハンセン病などに苦しむアフガン難民の治療にあたっている福岡市出身の中村哲医師(45)が一時帰国し、15日、福岡市で記者会見。「現地の政情は治まりつつあり、難民の独力帰還が激しくなっている」と述べ、今後、アフガニスタンの無医地区に診療所を開設するため本格的な資金援助が必要なことを訴えた。

 中村医師は1984年にパキスタンの病院に主任医師として赴任し、年間5千人の難民を診察。86年には同医師を支援するボランティア団体、ペシャワール会(村上優事務局長、2千人=福岡市)の協力で、アフガニスタン人の医療スタッフ養成機関をペシャワルに設立。昨年12月には同国内に診療所を開いた。

 中村医師によると現地の医療スタッフを育成しながら、今後10年で20カ所の医療施設を開設する計画。これに必要な資金2億円を確保するためペシャワール会の会員増と、一般からの募金活動を展開していくという。

 同医師はその一環として25日午後2時から、福岡市博多区の福岡メディカルホールで、これまでの活動と難民の現状報告の講演会を開く。ペシャワール会の連絡先は「石風社」(福岡市)の福元満治さん=092(725)3440。

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