未来の選手と指導者を育成 スポーツで地域活性 長崎国際大

西日本新聞 長崎・佐世保版 宮崎 省三

 長崎国際大(長崎県佐世保市)は地域貢献の一環として、九州トップレベルの運動部を活用したスポーツ人材の育成に力を入れている。部員による指導や試合観戦を通して、子どもたちにスポーツの魅力を伝え、未来の選手を育てる。学生が指導者として地域に根付くきっかけとする狙いもある。

 長崎国際大は、九州リーグなどで上位の成績を残す12クラブを「強化指定部」に位置付けている。卒業後に中学や高校、地域スポーツの指導者を目指す部員が多い。

 一方で中学や高校では、少子化を背景にスポーツをする生徒が減り、運動部の衰退が懸念されている。そこで子どもたちのスポーツへの興味が高まるように、大学の部活動に接し、学生と交流できる機会を提供することにした。

 2月は中学生を対象に、試合観戦付きのスポーツ教室を開催する。硬式野球部は東京六大学の東京大と、男女のバレーボール部は九州リーグのライバルである志学館大(鹿児島市)と、それぞれ佐世保市で対戦する。中学生は試合の前後に部員の指導を受ける。

 同大はこれまでも「チャレンジスポーツ」や「キッズキャンパス」と題した公開講座で、運動部員が子どもたちを指導した実績がある。地域連携室の徳吉剛室長は「子どもと触れ合う機会を増やし、地域とのつながりを深めれば、学生たちは地域で活躍したいとの思いを強くするだろう。指導した子どもたちが観戦すれば刺激にもなる」と学生への効果に期待する。

 今月末にスポーツメーカーのミズノと包括連携協定を結ぶ。11日にはミズノと共同で、子どもたちに運動遊びを指導する「プレイリーダー」の養成講習会を開き、指導者を夢見る学生ら約30人が受講した。

 一連の取り組みはスポーツ庁の補助事業に採択された。今後は地元企業や行政と協力し、多角的なスポーツ振興事業に発展させる。運動部員を指導者として地域や学校に派遣できるように、運営主体のスポーツサポートセンター(仮称)を近く学内に設置する予定。 (宮崎省三)

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