上海ディズニー、故宮休業 新型肺炎、厳戒の春節

西日本新聞 総合面 川原田 健雄

 【北京・川原田健雄】新型コロナウイルスによる肺炎の拡大を受け、中国各地で観光施設の営業休止が相次いでいる。春節(旧正月)に合わせた恒例イベントも中止され、異例の厳戒態勢となっている。

 上海市の上海ディズニーランドは25日から営業を一時休止すると発表した。春節の大型連休は例年、多くの観光客でにぎわうかき入れ時だが「感染拡大を抑制し、来場者とスタッフの健康と安全を確保するため」とウェブサイト上で説明。政府部門と緊密な連携を取りながら再開時期を通知するとした。

 北京市の故宮博物院も25日からの一時閉館を決めた。中国メディアは「2003年に重症急性呼吸器症候群(SARS)が流行した際も閉館しなかった。この40年で疫病による閉館は初めて」と伝えた。

 陝西省にある秦始皇帝陵の「兵馬俑(へいばよう)」は外国人にも人気の観光スポットだが、肺炎拡大を受けて24日から一時閉館となった。

 湖北省や広東省では当局が映画館の臨時休業を命令。北京市では春節向け映画の公開が延期されたほか、京劇などの公演が中止となった。

 北京市内の公園では例年、春節に合わせて伝統的な縁日「廟(びょう)会」が開かれ、赤いちょうちん飾りや屋台が並ぶが、今年は中止になった。昨年訪れたという30代女性は「寂しいけど安全第一。仕方ない」と話した。

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