“一つの灯として活動を” パキスタンで医療活動の中村哲医師 北九州・八幡東区 初の報告会開く

西日本新聞 北九州版

<この記事は1987年7月15日付朝刊に掲載されたものです>

 パキスタンのペシャワルでアフガン難民らへの医療活動を続けている北九州市若松区出身の医師中村哲さん(40)の活動報告会(北九州アジアを考える会主催)が14日、同市八幡東区荒生田の東八幡バプテスト教会であった。

 中村さんは1984年、JOCS(日本キリスト教海外医療協力会)の派遣で家族ぐるみで現地入り。パキスタン、アフガニスタンの国境地帯で、主にハンセン病患者を対象に治療活動を行っている。

 福岡市を中心に中村さんの活動を支えるボランティア組織「ペシャワール会」も生まれており、今回、中村さんが一時帰国したのを機会に報告会が開かれた。

 中村さんは、ハンセン病による足の変形予防用のサンダルの現地生産を始めた経緯や、アフガン難民とパキスタン人の対立状況などを2時間以上にわたりスライドを交えて話した。最後に、中村さんは「戦争や貧困の中で、現地には”ハンセン病どころではない”といった空気があるのも事実。”慈善ショー”に終わるのではなく、微力ながら一つの灯として活動を続けたい」と締めくくった。

1987年7月15日付朝刊の記事

 

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