【動画あり】ワカメ供えて福祈る 北九州市で「和布刈神事」 

西日本新聞 米村 勇飛

 旧暦の元日に当たる25日未明、海で刈り取ったワカメを神前に供えて1年の幸福を願う「和布刈(めかり)神事」(福岡県無形民俗文化財)が北九州市門司区の和布刈神社であり、大勢の見物客が見守った。

 潮が引いた午前2時半ごろ、烏帽子(えぼし)に狩衣(かりぎぬ)姿の神職3人が神社前の石段を下り、関門海峡の海へ。たいまつの明かりを頼りに岩場のワカメを鎌で収穫し、おけに入れて本殿の神前に供えた。

 神社によると、ワカメは「万物に先駆けて芽吹き育つ」ことから、福を呼ぶ縁起物。神事は奈良時代に行われていた記録があり、1300年以上の歴史があるという。

 「国の繁栄や世界の共存共栄と幸せを願いました」と高瀬泰信宮司。同区の西胤(にしつぐ)正弘さん(58)は「神事を見ると、1年のスタートを感じる。今年もしっかり頑張りたい」と話した。(米村勇飛)

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