中村さんを「誇りに思う」 新たに3千件、ペシャワール会に寄付続く

西日本新聞 社会面 中原 興平

 アフガニスタンを支援するペシャワール会の現地代表を務めた中村哲さんが現地で亡くなった昨年12月の1カ月間で、従来の支援者層ではない3千以上の個人や団体が新たに、同会に支援を寄せたことが分かった。全国から集まる浄財は用水路建設事業の礎。同会は「一人一人のサポートで成り立っている事業。支援の輪が広がればありがたい」と話している。

 ペシャワール会は約1万2千人の会員が納める会費と、個人や団体から寄せられる寄付金を基礎として、実際に事業を行う現地のNGO「PMS」(平和医療団)を支援している。2018年度の会費と寄付金は計約2億7千万円だった。

 会によると、中村さんが銃撃された12月4日以降、寄付の申し込みが急増。同月中に集まった会費や寄付金は、過去5年間の12月平均に比べ2倍以上となる約6900件に上った。うち半数程度が会員ではなく、過去に寄付金を寄せた支援者でもない個人や団体からだった。金額は精査中。

 添えられた言葉は悲しみや悔しさを吐露する内容が多い一方、犯人を憎むという趣旨の文言は目立たなかった。会の担当者は「アフガンを愛した先生の思いをよく分かっておられる方が多いのでは」と推し量る。

 「生きている限り応援を続けます」「日本人として誇りに思う」との言葉や、震えるような文字で「年金暮らしですが、支援します」と書かれたものもあった。古参会員の女性は「ありがたさに涙が出るよう」と話した。 (中原興平)

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