「年賀状卒業のお知らせ」…

西日本新聞 社会面 武井 良範

 「年賀状卒業のお知らせ」。長崎勤務時代に知り合った県警OBと、元テレビ記者から届いた年賀状に同じような文言があった。県警OBは「高齢になったため」、元記者は「令和になり、時代に合わせるため」という。

 県警OBは80代。警察官として約40年勤務し、交際も広かった。律義な人で、数百枚の年賀状を出すのが大変になったのだろう。一方、元記者は退職後、大学で教壇に立ち、若い人との会員制交流サイト(SNS)などでのやりとりが中心となっているそうだ。どちらの「年賀状卒業」も分からないでもない。

 40年近く前、よく通っていた東京の飲食店が閉店したことを、学生時代の友人が年賀状で知らせてくれ、当時の店主とも話すことができた。90代の女性から年賀状が届き「今も元気」という連絡もあった。たとえ年賀状のやりとりがなくなっても、電話や手紙などで連絡が途絶えないようにしたい。 (武井良範)

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