戦争上手は目に見える手柄なし

西日本新聞

 「孫子曰く、善く兵を用いる者は赫々(かっかく)の功なし。戦争上手な将には、目に見える手柄がないという意味だ。なぜなら、戦の前に戦わずして勝つからである。病気との戦いもこれに同じ。病気になる前に、日頃から養生の道を行けばよいのである」養生訓より

 欲望を抑えて病気を予防する術を孫子の兵法に求めるとは、さすがですね。こう言われると、ぐうの音も出ません。だんだんその気になってきました。(橘京平)
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 貝原益軒(1630~1714年)は、福岡藩に仕えた儒学者です。医学者、博物学者、教育者でもあり、当時としては超人的長寿の84歳で没するまで「養生訓」「楽訓」「和俗童子訓」など多くの著書を遺しました。福岡の大先輩で、人生の達人とも言える益軒翁の言葉を、現代風に解釈して紹介します。

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